O様邸 (兵庫県加西市) ソーラーサーキットの家 |
ソーラーサーキット 「いつ家を建てるのか?迷っている人へ」
最近、何人かの同僚から家の建築についての相談を受けることがあった。 「いつ建てたらいいのか?」という相談が大半だ。「金利」「家族構成」などで悩んで、決断の時期を考えあぐねているようだ。先に建てた私の意見に興味があるらしい。月並みだが「欲しい時が建て時」だと本当に思う。
後輩はこう言った。「子供が小さいうちは、家よごしたり、傷つけて大変ちゃいますか?」私は苦笑いしながら「うちの家は文化遺産でもなんでもないから傷つけてもいいねん。ていうか子供なんていつまでも親のそばにおってくれへんねんから、子供と一緒におれる時に住める家のほうがええやん。」今、この家で子供と一緒の時間を過ごせて本当によかったと思う。自分のことを振り返っても、子供が親のそばにいてくれるのは、せいぜい10年ほどだ。その10年を快適な空間で、納得のできる子育てができる環境があるというのは幸せな事だと思う。逆に言えば、子供と過ごせるなんて10年そこそこしかないのだ。だったら多少、汚そうが傷つけようがそんなものは後でも直せる。まさか子供が柱を倒してしまう怪獣でもないだろう。ミニ怪獣がのびのび暴れまわっている姿もなかなかいいものだ。
そういう意味では「早く」建てるのも決して間違いではないと思う。時期をうかがうのもひとつの考え方ならば、「時間」を考えるのも一つの考えかただと思う。ネットなどをみていると、工法についての賛否両論が渦巻いている。それは何もソーラーサーキットに限ったことではないが、その賛否両論の渦に巻き込まれるのは得策ではない。巻き込まれている「時間」の貴重さを心に留めておくべきだ。極論をいえば、どんな工法であっても自分や家族の幸せをイメージできればそれ以上のものはない。
ソーラーサーキットのデメリットの一つにあげられている『家の内部で音が響く』ということだって、とりようによっては「家族の息遣い」が聞こえる家ということで、私なんかにとってはメリットにもなりうる。確かに、1階のテレビの音が2階でかすかに聞こえることもあるが、私の幼い時の家ってそうだった。家族の存在が感じられる家だった。私にいわせれば、すべてプライバシー重視の個人が密閉された空間にいるほうが不自然に感じる。そういう意味でも、私にとってソーラーサーキットの家は最先端であるけど、どこかなつかしさを感じる家なのかもしれない。そう考えると『家族の幸せの形』と『それができる時間』の両方をあわせて『建てる時期』は決まってくるのではないだろうか。
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